(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ

まずは「はじめに|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ」をお読み下さいませ。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像001

じゃあこの闘いの為の戦略編。戦略編が3行目です。

最初の一文字

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像002

「一」という字。はい、これについて。

(省略 – 候補者に手を挙げさせて答えさせる。)

まあみんな素晴らしい答えだけど、僕がここで言ってるのはナンバーワン戦略。圧倒的ナンバーワンになると。圧倒的ナンバーワンでないと、そのビジネスモデルは大抵時間の問題で、もう利益が出なくなる。大した利益は出なくなる。

プラットフォームを作るというのは圧倒的ナンバーワンになって初めてプラットフォームが作れる。業界標準を作る。デファクトスタンダードを作ると。圧倒的ナンバーワンになって初めて意味を成す。

MicrosoftのWindows、IntelのCPU、Google、Amazon、Yahoo!。それぞれ圧倒的ナンバーワンになって初めて、その本質的な存在意義を長く享受出来るという事ですね。

このナンバーワン戦略というのは、孫子の兵法の中にもランチェスターの中にも共通して出てくる。勝てる闘いしかしない。闘ったら絶対に勝つと。

勝てる闘いしかしない。しかもやったらその分野で圧倒的ナンバーワンになれるという自信のある分野しかそもそも手を付けないと。

手を付けたら、時間が早い遅いはあるとしても、圧倒的ナンバーワンになるという戦略が見えたら、その分野だけ手を付けると。圧倒的ナンバーワンになれる道筋が見えて初めてそこに手を付ける。

やる以上は圧倒的ナンバーワンになると。そうしてプラットフォームを取る。デファクトスタンダードを作る。

これが特にこの情報産業においては、圧倒的ナンバーワンじゃないと、そのポジションが非常に危ういという事であります。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像003

ナンバーワンにこだわる。強いこだわり。強いこだわり。

ソフトバンクがボーダフォンジャパンを買収しましたね。ボーダフォンジャパンは1番を経験してない。ずーっと「どんべ」。負け癖がついてる。

買収して乗り込んでいって、その当時のボーダフォンジャパンの幹部の連中と僕が話をして、こりゃあかん目が死んどるわいと。自信を持ってない。負け癖がついとると。

もうざっくばらんに言った「おまえら負け癖がついとるんじゃないか」と。「どうやれば勝てるか」「何をすれば良いか」と話を聞いても…今日はバンバン手が挙がってるけど、殆ど自分から意見を言わない。

負け癖がついて「どうせダメだ」という諦めムードがついとると。けど僕は彼らに言いました。「見とれ。1回必ず純増ナンバーワンとるぞ」と。1ヶ月でも良いからと。

累積ナンバーワン取るのは時間掛かる。1ヶ月勝負で…1ヶ月で良いから純増ナンバーワンを取ったら「なんだ1番になれるじゃないか」と。1番になれるという事を体験したら勝ち癖がつくんですね。

もうこの1番にこだわると。1回我々が純増ナンバーワンになったら、それから殆ど毎回純増ナンバーワン続けてるでしょ。ほんの何ヶ月か例外があったけどそれ以外は1番を取っている。

そのポジションがホームポジションになると、1番でないと気が済まない。気持ちが悪い、そういう風になってくるね。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像004

僕は言っちゃ悪いけど、小学校1年ぐらいの時から殆ど1番しか経験してない。大抵何やっても1番しか経験してない。1番でないと気持ちが悪い。1番になれるように頑張る。自分を追い込む。腹を括る。へこたれないという事ですね。

やると決めたら、その分野でナンバーワンになる。…なんでもかんでもナンバーワンになると決めた訳じゃないよ。音楽でナンバーワンになるなんて決めた事俺は一度もない。…ちょっと音痴だからね。(笑)

バレーボールでナンバーワンになるって思った事無い。背が低いし。

でも自分がやれると、やれるはずだと思える分野では絶対1番になると決めて、決めたらとことんやり抜くと。

勝ち癖を付ける。勝ちにこだわる。一番にこだわる。圧倒的ナンバーワンにこだわる。というのは社風として大切です。先程闘うという一文字あったね。事を成すというのに2番、3番でうろちょろしてて、ましてや4番、5番でうろちょろしてて事を成せるか。そんなに甘くない世の中は。

大きな事を成す。志を高く持って、高く保ってやり遂げていくと。負け癖がついてるとそういう気概が起きなくなるのよ。

いつも「どうせNo2だし…」と。「どうせNo3だし…」と。そういう奴ほど事を成せない。高い志を持ち得ない。只ついて行くだけという事です。

間違っても皆さんがリーダーになった時は2番で良しとする。よく頑張った、2番になったと。絶対に口にしてはいけない。

2番は敗北だと思えと。5位から2位になってちょっと自分の頭を撫でる。馬鹿を言えと。もうその時点で失格。

5番から2番になったら「おお!もうちょっとだ!行くぞ!絶対に1番になる!」と。そういう腹を据えて根性を持って「まだ2番は終わっていない!途中だ!」という事でやり抜くと。

そういう社風を作らないと事は成せない。300年生き残れないという事ですね。皆さんの部下に対して深い愛情があるなら、我々のお客さんに対して強い責任感があるならば、1番にならなきゃいけない。

1番になれば、そこからゆとりが生まれて、お客さんに対してより優しくなれる。新しい技術開発によりチャレンジ出来る。より責任を持った事業が出来る。

本当の責任を持ちたい、高い志を持ちたいというならば2番に甘んじちゃいけない。それはただ焦っとるだけというしょぼい存在だという事であります。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像005

じゃあはい。次。

(省略 – 候補者に手を挙げさせて答えさせる。)

はい。皆さんが言ってる事殆ど合っています。時代の流れ。

流れに逆らっちゃいけない。僕がまだ子供の時ね、うちの親父が造船業の再建王の…「来島ドック」っていったかな?坪内さんっていう大変尊敬している色んな雑誌とか新聞にも出てる、再建王。立派だ凄いと。

道後温泉の観光施設とかも作った人、色んな雑誌とかドラマとかなった人。大変尊敬していました。凄いとね。あの難しい造船の業界で再建した。コストダウンして色んな工夫をして再建して立派だと、盛んに褒めておりました。

当時僕はまだ中学生ぐらいだったと思うんだけど、親父に言いました。「親父が尊敬してるおじさんは俺は尊敬出来ない」と。「馬鹿だと思う」とはっきり親父に言いました。「経営者として失格だと思う」という風に言いました。

その考えは今も変わっていません。なぜか。私が親父に言ったのは「なんで沈みゆく産業に自分の人生を賭けるんだ」と。その時点で経営者として事業家として失格だと。流れに逆流する、逆らうと。

いや、仕方なくやらなきゃならないならしょうがないよ。もし僕がその立場にいたら、造船業で培った製造するという力、マネージするという力、営業力。

そういう基礎的力を使って造船以外をやる。あるいは日本で「来島ドック」なんてやらなくて、中国にそのノウハウを持って行って中国の賃金でやるとか。ロシアでやるとか。インドでやるとか。それなら話はまだ分かる。

時代の流れに逆らうと。先程の退却戦…失敗したという武田勝頼と同じですよ。いち早く方向性を読んで、流れを読んで、流れに逆流するというのは、もう事業家として、経営者として、そもそも失格と。

再建王…ちゃんちゃら可笑しいと。無駄な努力だ。
仕方ないからやるのはしょうがない。でも可哀想だ。悪いけど。

我々のグループは間違っても、そういう斜陽産業に自ら飛び込むという事を選んではいけない。親を受け継いで仕方なしにやる…それは同情はすると。

同情はするけど僕がそこで受け継いだら、もういち早く変える。業態転換すると。先祖代々意地でも守ってというのは絶対にしない。

それはもう失格。少なくとも僕の後継者になるのには失格という事です。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像006

流れに絶対に逆らってはいけない。

農耕社会に戻りましょう…あり得ない。組み立て産業に戻りましょう…あり得ない。時代の流れの先を読んで、半歩先、1歩先、3歩先。流れの先を読んで仕掛けて待つ。これなら良いという事ですね。

水泳皆さんやった事あるね。この中で川で泳いだ事ある人手を挙げて。(開場手を挙げる)おー大半あるね。川で自分が水泳で泳ぐ速度、泳ぐ能力。

川で逆流して泳いだ時にどのくらいの速度で進むか。流れに沿って泳いだ時にどれ位ラクチンで素早く泳げるかと。もうそれだけで答えはシンプルだろうと。物事を難しく考えちゃいけないという事ですね。

だから我々は流れとして、例えばデジタル情報産業、この情報産業の中でどのOSを選ぶか。物凄く重要なんです。

ただ情報産業を選んだから流れにまかせているだけじゃ駄目なんです。富士通がCPMを選んだ。その時点で僕はその当時の富士通の役員に、パソコンの担当役員に「馬鹿じゃないか」とはっきり言った。「なんでCPMを選ぶの?」と。「どうしてMS-DOSを選ばないの?」と。馬鹿だとはっきり言った。

そしたら食ってかかって僕に文句言う。「孫さんあんた技術の詳しい事知らないだろう」って技術部長は技術的な詳しい内容を、一生懸命、一生懸命言ってくる。

僕は「あんたも馬鹿だ」と。(開場笑い)

そりゃもう「技術馬鹿」って言うんだ。一時的にその部門が半年ぐらい優れている隅っこを言ったって全く意味無いだろう。一時的に枝葉で優れている所を挙げて、他の大きな流れの所の弱点を、重箱の隅っこをあげつらう。

「あっちのメインは間違ってて、こっちの横道の方がこういう点で優れてんだ」ってすぐ言いたがるへそ曲がりな人がいる。へそ曲がりは事業家にだいたい向いてない。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像007

王道というのはオーソドックスに、一番大きな流れの所でチャンピオンになると。ニッチの枝葉で成功するというのは事業家として失格と。

ニッチ戦略を取れと、よくコンサルタントの人たちが言いますね。ベンチャーの会社が成功する為にはニッチを選べと。「ソフトバンクは当時ニッチの産業を選んだから、うまく行ってラッキーだったね」と、そうやって時々言う人がいました。まあ最近でもそうやって言う人いるけど。

馬鹿だと。俺はニッチの産業を選んだ事は一度も無い。そんなつもりでニッチの隙間だから「そこでやればチャンス有り」って思った事は一瞬すらない。

そうではなくて、その産業…そのセグメントが小さくても、隙間のような小さなセグメントでも、5年後、10年後、30年後にそこがメインになると。それを常に選んできた。その隙間が後々一番大きな流れで、一番大きな幹になって本流になると。一番大きなマスマーケットになっていくと。

そこを早い段階、「ちっちゃい段階で選んだ」というなら、それはいつもそうですよ。だけど10年たっても隙間というのは、30年たったらそもそも隙間が無くなると。それは馬鹿が選ぶと。一時的に隙間で成功しても、一時的な成功でしかない。

そういう浮き草を追うような者は事業家と言わない。単なる流行の追っかけやさん。早とちり。そういう事ですね。

あるいはメインの所で、将来メインになる所で闘うのが怖くて、勝てる自信が無くて、隙間を選んだと。それでは所詮負け犬。子犬。大きな将来の成功は望めないという事ですね。

ですからOSを選ぶ時も、例えば通信で言えばどの通信方式を選ぶか。CDMA2000とか1XとかWINとか選んだ人がいるよね。(開場笑い)

悲しいばかりの失敗だ。ニッチなんですよ。最後までメインのストリームになれない所を選んじゃったと。そりゃ戦略の失敗。

一時的にそのマーケットが素早く開くから、一時的に有利になったと。一時的にマーケットシェアを取った。一時的にブランドイメージも上がった。そういう失敗をしてはいかん。

…UST流れてない時に言えば良かったね。(開場笑い)
もう言っちゃったよ。…しゃあないね。本音やからね。(開場笑い)

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像008

という事で、彼らも手強い相手ですから、何回でもまた別の角度で蘇るという事があるかもしれない。…フォローになったかな。フォローになってないか?(開場笑い)

間違ってもOS、通信方式、産業。沈みゆくもの、枝葉になってしまうものを選んじゃいけない。後々メインストリームになるというものを選ばなくてはいけないという事ですね。

安く買えるとか。組みやすいとか。だから組みやすい相手と組みました。安く買える相手から買いました。それはニッチの枝葉に自らのグループを追いやる危険性があると。

たまたま一時的にそこがちっちゃくても、後々にメインになるとか、後々にそれを追い払ってはぎ取って、自分がひっくり返してダントツにメインストリームになれるという自信がある時は良いよ。

我々が買収したボーダフォンジャパンが、負け犬で沈みゆくという状況でも、ひっくり返してナンバーワンになる。最後は絶対に1番になる。という自信があって、その腹を括っているというなら、それは一時的な枝葉。一時的な「どんじり」。それなら許せる。

でも安いから買う。組みやすいから組む。これではいかんという事であります。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像009

「攻」これわかるね。だいぶ時間が経ったからね。少しテンポを上げますが、これわかると思う。攻めるという言葉の意味はわかると思う。

じゃあ攻めるという事が、具体的にこれから皆さんがね、後継者として自分が身につけていかなきゃいけないもの。攻める技。何だと思うか。はい、考えて下さい。

(省略 – 候補者に手を挙げさせて答えさせる。)

はい。まあ色々でましたけれども…

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像010

「営業」「技術」「買収」「新規事業」全部攻めるという意味合いですね。勿論他にもいっぱいありますよ。これ例を上げたんだけど。

大体ベンチャーの会社とか、新規事業の創業者とか、大体攻めに強い人多いんですよ。もう営業やらせればピカイチとか。技術で非常に強い深い技術力を持っているとか。まあこれ全部攻撃力ですね。

M&Aが果敢にやれるとか、新規事業に取り組めるとか、これみんな攻撃力ですよ。攻撃は最大の防御なりという事で、攻撃はガンガンやれる力をもってなきゃいけないと。

特にリーダーは誰にも負けない攻撃力を、自らが持ってないと引っ張れないと。そういう意味では技術についても詳しくなきゃいけない。営業をさしても天下一品。交渉させても説得力あると。そういう力を身につけなきゃいけないという事ですね。

だからこれ一つの部分だけじゃ駄目よ。営業は得意だけど技術が苦手。これは本当の攻撃力にならんよと。両方とも自分が身につけなきゃいけないという事です。

特に我々の業界は技術の進展が早いから、本当に強い営業力を身につけるには、交渉力を身につけるには、技術についての深い洞察力、次に何が起きるんだと。3年後、5年後の技術はどうなるんだと。我が業界の凄く強い洞察力、深い洞察力、これを持ってないと駄目だよね。

そういう意味で攻撃力は徹底して磨かなきゃいかんという事です。我々ソフトバンクグループは常に、そういう先手先手を打つという攻撃力でここまで来たという事ですね。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像011

はいじゃあ次。この一文字が、我が社にとって何を意味するか。

(省略 – 候補者に手を挙げさせて答えさせる。)

皆さん1人1人言ってる事で殆ど当たってますが、代表的なものを挙げます。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像012

キャッシュフロー。特に最近言われ続けてるよね、我が社はね。大分最近は言われなくなってきたよ。つい去年位まではもう「潰れる潰れる」とか「金が廻らないんじゃないか」と言われてた。

最近は金大分余ってきたぞと。…とりあえず言っとこうUSTの前で。(開場笑い)

えーコスト削減。投資の効率化。撤退…さっき切り捨てる事言いました。撤退。コンプライアンス。監査。報道リスク。これはレピュテーショナルリスクですね。こういうようなものを含めて…まあ他にもいっぱい挙げるとキリがありませんが、基本的にベンチャーの会社、創業者の潰れる時の共通点はこれです。

営業で負けた技術で負けたではなくて…彼らというのは大体、創業者というのは攻撃力は強いんです。守りが弱くて、守備力が弱くて潰れるんです。資金繰りだとか経理管理。だいたい資金繰りで潰れる場合が一番多い。

社員が2?3割辞めて潰れるという場合は殆ど無い。売上が2割落ちて潰れるという場合も殆ど無い。潰れた時の直接的原因は資金繰りです。殆どが。

だからキャッシュフローマネージメントを中心としてね。攻めるという事は金いるんです。攻めるという事は金が掛かると。そこの掛かる金をちゃんとマネージしながら、資金繰りで倒れないようにしながら、なおかつ攻めると。

攻めないで良いならば、資金繰りの心配は逆に言うと殆どあまり無いんだよね。べとーっとやれば殆どあまりない。

だけど攻めて攻めて攻めまくろうとすると金掛かる。身の丈を常にちょっと超える位のチャレンジしようとすると、持っている金以上につぎ込まなきゃいけない。資金繰りがそこでやられる。

だから資金繰りを中心として、ソフトバンクグループはあと4年ちょっとで実質無借金。純有利子負債ゼロという事を、もう市場にコミットしております。僕が社長の間に実質無借金になるとあと4?5年でなると。その後は実質無借金をずっと続けると。

まあお付き合いで銀行とかその後借り入れとかあったとしても、それを上回る預金を持っているという意味で、実質無借金というような事はもうあと4?5年で来るから、皆さんが後継者になった時は新たな借り入れというのは無い。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像013

でも攻めなきゃいけない。攻めるのにお金を無駄遣いせずに、借金をせずにどうやって攻め続けるか、どうやって伸ばし続けるかと。これはやっぱり頭を使わなきゃいけないという事ですね。

ですから守り。資金繰り意外にもちろん潰れる時っていうのは、法令のリスク。コンプライアンスとかで潰れたりというような事もありますから、法令はしっかりと守んなきゃいけないと。違法な事はやっちゃいけないと。

その時にその国で違法でなかったとしても法律は変わります。国によっても違う。だからやっぱり正しい事以外はやっちゃいけない。

「正しき義」があるのかどうか。「正しき義」がある事のみをやっていれば、その時の法律は勿論満たしてるけれども、将来法律が変わっても国が変わっても守りは強いと。

いま他社がね、もう片っ端から自分の監督官庁から天下りを、連続的に継続的に意図して貰い続けていると。…今の法律には彼ら違反していないよ。だけど30年後、50年後の人々があいつらは「田沼意次」だったなあと。

江戸時代に賄賂で有名な家老がいたでしょ?賄賂政治で有名で、後々何百年間歴史の教科書に「賄賂政治の田沼意次」と書かれてる。

その当時の法律は違反していない。「清濁併せ呑む」とか言われてて。田中角栄だって当時は「清濁併せ呑む」とかいって「政治家はそのぐらいでないといけない」とか言われてた。

後からどんどん法律が変わって、グレーゾーンがより明確になって、ああ違法だと。それで一発失脚と。だから基本的に自分たちを監督している業界の監督官庁の次官だとか、局長だとか、天下りを受けるというのは人的賄賂以外のなにものでも無いと。

今の法律に違反していなくても後々の人から見て、あるいは一般の民衆から見て、「あれは間違っている」という事はやっちゃいかんという事ですね。

ですからそういう意味で「守り」というのは、本当に真剣に考えてやらないかんという事であります。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像014

「群」戦略。はい。

(省略 – 候補者に手を挙げさせて答えさせる。)

まあこの「群」という言葉はね、30年ビジョンでも何回もキーワード言いましたから、皆さんも十分わかってると思うけど、我々が同士的結合、30年以内に5000社の同士的結合軍団を作るという事であります。

(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ|画像015

戦略的シナジーグループ。自立してて分散してて協調する。そういう企業軍団。マルチブランドでマルチビジネスモデルで、そういう企業軍団。同士的結合。もちろん資本的結合を併せ持つ形で、群戦略を取ってやっていくと。

そうでないと30年ぐらいは良いけど、300年は続かんと。成長が落ちるという事であります。これは我が社の非常に際立った、世界中の他のグループと決定的に違う組織構造、組織戦略という事です。

「30年で成功しよう」と。「30年でピークを迎えて良い」という事であれば、シングルブランド、シングルビジネスモデルが一番効率良い。でもあのMicrosoftですら、もう成長が鈍ってきてしまっていると。Intelですら今から50年後、100年後にどれほど生き残れているかと。

シングルブランド、シングルビジネスモデルの危うさというのはそういう事です。

目次|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ

はじめに|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(1)孫社長登壇?カデミアについて|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(2)「孫の二乗の兵法」の生まれた経緯とその意味|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(3)「孫の二乗の兵法」の各行の意味|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(4)1行目「道・天・地・将・法」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(5)2行目「頂・情・略・七・闘」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(6)3行目「一・流・攻・守・群」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(7)4行目「智・信・仁・勇・厳」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ
(8)5行目「風・林・火・山・海」|ソフトバンクアカデミア開校式 まとめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>